日々の中の小さなできごと――赤ちゃん黒猫のお話

株式会社CFP 企画管理部の小田です。
先日ちょっとしたできごとがありました。
多くの方との関わりがあって、素敵な結末になったのでご紹介させていただきます。
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11月のある夜、家の外から猫の鳴き声が聞こえてきました。
わが家の庭は近所の猫たちがよく通り道にしていることもあり、最初は「またどこかの猫が来たのかな」くらいに思っていたのですが、翌朝も同じように鳴き声が続きました。しかも、子猫の声のようです。

外に出て探してみたのですが姿は見えず、「どこかに行ったのかな」と思っていたのですが、その夜もまた鳴き声が。家族みんな気になり、翌朝もう一度探してみることにしました。

すると、鳴き声は我が家の給湯器の中から聞こえてきました。中に入って出れなくなって火傷でもしていたらどうしようかと心配に思い、給湯器の点検口をあけるため道具を取りに行って戻ると、今度はなんと我が家の飼い犬の犬小屋の横へ移動していました。すばしっこく、給湯器に入ったり出たりできるようで、あたたかい場所を見つけて過ごしていたのかもしれません。

子猫は生後一か月ぐらいの小ささでした。親猫の姿は見当たりません。数日間、ひとりで給湯器や犬小屋で過ごしていたようです。
念のため近所で猫を飼っている方に”飼っている猫が行方不明になっていたりしませんか?”と伺いましたが心当たりはないとのこと。動物愛護センターにも相談してみたところ、こういった野生の子猫については引き取りが難しい現実があることも知りました。
イメージ by copilot)

我が家のワンコは高齢の柴ワンコで、この子猫を気にしつつも、受け入れている様子。とはいえ、我が家では世話をすることができず、どうしようかと悩んでいたところ、猫を飼っている知人が一時的に預かってくれることに。すぐに迎えに来てくれて、ひと安心。そこから飼い主探しを進めることになりました。

数名の知り合いに声をかけていくと、2週間程度たった頃に「猫を飼いたい」という方が見つかり、この黒猫ちゃんは無事に新しいおうちへ受け入れていただけることになりました。
一時的に預かってくれていた知人は、健康状態の確認など、数回病院に連れて行ってくれていました。おかげで、新しい飼い主さんにお渡しする頃には、とても元気でしっかりした体つきに成長していました。

小さなことではありますが、たくさんの人のつながりを感じた感謝の出来事でした。