自動滴定装置のご紹介

いつも弊社リサイクルエナジーの研究に関心をお寄せいただき
誠にありがとうございます。今回はオイルが劣化しているのか?
また劣化しやすいオイルなのか?を
判断するために必要な自動滴定装置を紹介します。

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左の装置が自動滴定装置です。
装置上部は取り外しができ、滴定量の違いで入替えます。 滴定と言えば手動でするビュレットしか触ったことのなかった私には、
「なんて素敵な機械なんだろう!」と感激したのですが、
今では「もっと早く測定してくれ!」と感じるようになりました。
人間、慣れは怖いものです…少々厳密に説明すると、左が酸価を測定し、右がヨウ素価を測定します。

酸価とは、オイル中に含まれる遊離脂肪酸を中和するのに
必要な水酸化カリウムのmg数。
酸がどのくらい含まれているかをみるものです。

ヨウ素価とは、化学物質を評価する数値のひとつ。
対象となる物質100グラムと反応するハロゲンの量を、ヨウ素のg数に換算してあらわす。
C=C結合は変質しやすいので、それがどのくらいあるのか見るものです。説明すると分かりにくくなってしまうでしょうか…今後も、色々なご報告をさせていただきたいと思っております。

どうぞよろしくお願いいたします。